水平チョップ僕の船

チョップの仕草が上手い人が好きだ。
その時、手刀の形は強張りすぎていても緩すぎてもいけない。
微妙な力の入れ具合でもって、手首などに打ち下ろされる様は
まるで、赤子の虚空に向かって伸ばした手が、瞬間、亜空間な軌道を
描いて顔面(目の辺り)に激突するなんともいえない可愛さに通じる(目は潰れる)。
そのなんとも愛らしい仕草をみたくて、何度も腕を差し出してしまうのだが、相手は懲りずにチョップを腕に打ち下ろしてくれる。
そんなことが今はとても嬉しく幸せなのだ。