スパルタンなXJAPAN

僕がタバコに火をつけると同時に話しかけてきたのが、ゆり丘くんだった。
「よお」といいながらもチェーンを振り回す手は緩めないのである。
これがゆり丘くんが部署内で嫌われる要因でもあったが、それよりもロボトミー手術を無理やり強いるのが本当の所じゃないかと僕は睨んでいるんです。

さて、ゆり丘くんがチェーンで吹き飛ばした僕のタバコの先っちょは、ビュームと飛んで部長の頭にスポムと乗っかりました。
社内に響きわたる 断末魔の叫び。 名づけて"部び"
だとかなんとか言いながらゆり丘くんは、駆けつけた江戸っ子警備員の江戸川さんに連れてかれました。奇しくもお昼休み終了のチャイムが響き、部長の叫びと交じり合い、いかにもプログレッシブなハーモニックスを奏でており、僕はうんざりともなんともいえない気持ちで2本目のタバコに手品で火をつけたのです。

こうしていつもの昼休みは終わり、ゆり丘くんは連れて行かれ、部長は今月30回目の火傷を頭に作り、僕は今日も午後の会議に遅刻。


なんだかんだで拾い読みレベルにとどまっていた、バベルの如く積み上げられた書籍群。このままだと確実に3階の怪力男に胸倉を掴まれ「オマエ、ホン ヨマナイ コロス」みたいなことを言われそうなので読みましたってお話です。といっても久しぶりに図書館通い(別名本の間に挟まれた1万円札を探すツアー)が楽しいのでその勢いなのも否めません(怪力男は足払いで攻略可だから)。しかし、なんで図書館行くと思わず絶対2週間じゃ読めないくらいの本を借りてしまうのか。それが一番の謎です。で、こんなの読みました。*西の魔女が死んだ/梨木香歩*現代怪奇小説集くだんのはは は怖いけど悲しいです。一番怖い。あと少女ファイト/日本橋ヨヲコとか闇金ウシジマくんとかマンガもいろいろ。アフタヌーンでやってた日本橋さんのカッコイイお嫁さんの出てくる漫画はコミック化されていないのかしら?というのが目下の疑問です。あれオモロイのになー。