アルメニアの電池切れ商人

「おっし、バイト君、それもっと左!そうそうコンビナートを左にやっちゃってくれや!あと生コンもってきて!100キロ!」

はいこんにちは、「それはレフトへコンバートじゃなくてコンビナートをレフトへ」です。

つい先週にバンドの初練習に行ってきたわけですが、バンドのメンバー(元ヤンキー、楽器は弾けないがやる気は50ccバイクぐらいあり)が「とりあえずコピーからいくのが筋だべや」とと言い出したので、久しぶりに譜面(タブ譜)をみたりして「おっとここはGマイナースケールズか」とか絶叫しつつ頑張っていたんです。
で、いざスタディオ(NOTアメディオ=白サル)入りしてみると僕はボーカリストでした。
なんだったんだ(ギターで書初めをしていたあの)セブンデイ。

コピーしてるのが、ハイスタンダードとフルスクラッチというメロコア(カリメロ?)バンドらしいのですがよく知りませんので、とりあえずそれっぽくガナっておきました(コンセプトは魚河岸のおじさんです)。

結局、ギターはチョロっと弾いたのみ、アンプってすげーな、くらいの実感しかなかったんですけど、まあ楽しかったです。
僕の提案したパラノイド(ブラックサバス)はわりと簡単にスルーされてました。クソッみんなわりときつめの(毎日ペットボトルを回収する感じの)地獄に落ちればいいのに。

その翌週くらいに楽器屋さんでギター無料診断(リペアしてくれるらしい)とかいうのがあったので、アンプに通すと音がでなくなる謎の赤いレスポール状のものを持参して参りました。
常々「これはきっと、何かしらの悪魔の呪い的なものに違いないぞ」と踏んでいたので、ドキドキしながら診断結果を待っていると、水木しげるみたいな初老の紳士がギターを裏返し「これ、電池切れじゃん(笑)」とのたまいました。
うそ!なんだよ電池って、ロボットかよこれ。
どうやら、サスティナーという機能を使うための電池が切れていただけとのこと。
それを約2年以上も放置していた僕はなんだったのか。
僕の電池(おかしや甘いもの等)が切れろよ、まったく。
まあギターだけにゲンナリしましたよ、ということで(壁に貼ってある長島シゲオのポスターの両目が激しく点滅し、ハットリ君が困った顔をしているところが画面に映し出されフェードアウト)。

ではっ!