ジャムパンレッツトライ

前回はプロレス技の主なカテゴライズについて書きました。
そこで、ミムさんからもご指摘があったように、「プロレスには独特のムーブが存在する」これがプロレス観戦においての大きなポイントとなることを今回は軽くうろおぼえで語りたい(キャンプファイヤーを囲みながら)と思うのです。
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あとはプロレスには三半規管を狂わす技とかもありますね。
ジャイアントスイングやローリングクレイドル、エアプレンスピン(最近使い手がいない…)など

あと分類不能技(ルール上OK)として、永源のツバ攻撃や、人生の拝み渡り、藤原のロープワーク拒否、馬場やアンドレの「登場」(相手チームレスラーがタッチを求める)など
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上のミムさんコメントにある技は得てしてその攻撃力よりもハデな見た目、あるいはプロレス世界を彩る役割を担っております。

これはプロレスにおける暗黙のお約束事であった「キャラクターをたたせる」に他ならないのです。
例えば、馬場やアンドレはいわゆる大巨人キャラですので登場してくるだけで威圧感があり、それを更に生かすために上記のような「逃げ出した相手が間違えてアンドレや馬場のいるコーナーに辿り付きタッチを求める→気がついて仰天」演出が非常に大きな効果を発揮しています。
他の技も相手への効果は定かではありませんが(永源のツバなどは"観客に対して"精神的にダメージがあるとも言われています)
試合のメリハリをつけるために役立ち、またプロレスの本質とも言える"場内を沸かす"事もしばしばです。
こういった試合傾向は当時"明るく 楽しく 激しく"をモットーにしていた全日本プロレスや海外のプロレスに多くにみられました。

*そしてこれに対して正反対なスタイルなのが新日本なのですがそれはまた別の話ですのでここでは割愛します。


ということで次回はギミックレスラーの先駆けとして日本と海外をまたにかけて活躍したグレートカブキ選手を取り上げて見たいと思います。





―ではお話を伺っていきたいと思います。
あなたのこれまでの生い立ちを教えてください


俺はパンが好きだ。
好きで好きでたまらないんだ。

―なるほど。3食パンなのですか?


なんだと!肌の色の事は言うな。俺には15人の兄弟がいて、両親はアル中だ。だからってそれがなんだってんだ?
だがパンは好きだな。

―色ではなく食のことだったんですが・・・
とにかくあなたはこの業界史上、最も有名な人物となりましたが、それについてはどう思われますか?

株のことか?それなら俺には何も言う事はないな。子供の頃からイインテリてやつが大嫌いだったんだ。
俺の叔父はパークヴィルに住んでいてそりゃあ大層な放蕩ものだったがいつでも俺にこういっていたな「寝る前に顔にクリームを塗っておくことが大事だ。そうしないと誰もそこに人がいるって思わないからな」
まあパンは好きさ。

―まったく意味がわかりませんが、パンが好きだということはよくわかりました。

まあね。しかしパンは好きだな。パンになら殺されてもいいと思ってる。むしろ俺を殺すなら簡単だ

―パンを与えなければいい、と?

いやそれならケーキを食うよ。
ナイフだな。俺はナイフで刺されるのが大の苦手なんだ。だって痛いだろ?
だがパンは刺さらないし痛くも無い。

―(笑)では最後にあなたの尊敬する人物を教えてください

なぜ今笑ったんだ?

―関係ないですよ。では尊敬する人物は織田信長ということでいいですね?


C・チャップリンか。彼はいいな。うん。特にあの帽子がいい。
できることならあの帽子になりたいと願ったこともあったんだ。


―(笑)無理ですよ。今日はどうもありがとうございました。ざーーっした!

急に大きい声を出すなよ!驚くじゃないか!
戦争かと思ったぞ?


「W・クロマテイ著"バンザイサムライジャイアンツ"インタビューより抜粋」