つまりは、そういうことだ

子供の頃にトラウマだった児童文学を探していたらわりとすぐに見つかった。
「消えた2ページ」
という作品。

ネットに転がっている書評なんかを見るとどうも自分が思っていたほど怖がっている(またはトラウマになっている)人はいないようだった。
この作品に出てくる「白目がちの謎の少年」が我がトラウマである。
いわゆる"三白眼"というやつだが、当時はそんな言葉もまるでひとつの妖怪の名前のように恐ろしかった。

当時この少年に対して描いていたイメージはまんま「地獄くん/ムロタニツネ象」であった。
後の私は巷の女性が男性を評する「私の彼は三白眼のクールな人なのよ」という言葉を聴くと
「地獄くんかよー」という間違った(心の)ツッコミを会得するようになるのである。

齢、23のもういい大人であった。

トラウマて変なとこで生まれますよね?
ね?