そういえば
に入るとなんであんなに幸せになれるんでしょうか。
ほっこりすんよね、ほっこり。
ザブーンと湯船につかって、ホゲーと。ひたすらホゲーとしてます(頭洗えよ)。
なんか懐かしい気持ちになります。
あの暖かさ、そして周りを覆う優しげな湯気。
で、気付いたのが、昔、少年時代にわざわざ入り込んだ押入れの布団の中の感覚に似ている。
もしくは狭い土蔵の中に閉じ込められたあの黴臭くも、むせ返るような香り。
きっともっと遡ると母の胎内にいた時の記憶が起源になっているんだろうかとも思う。
懐かしさに惹かれやすい俺です。
あまりにも懐かしかったのでこの間、実家に帰った際に
「俺、昔良く土蔵に閉じ込められてたよなー」
と母に言いました。
母はうーんと考えた後に、庭にあるソレを指差し言いました
「あれか?」
こじんまりとした鉄(?)の物置がそこにはありました。
全然、土でもないし、蔵でもない。
最近、ザリガニとかっているんでしょうか。川とかに。
わりと2年くらい前に、近所の池(近所の人が釣りとかしにくる程度の)に当時付き合っていた女性と遊びに行ったことがあります。
パッと見、「これはザリガニがいそうだ」と踏んだので、嫌がる彼女を尻目に、「ちょっとイカの燻製買ってくるわ」とこれまた近所(近所の人もあまり利用しなそうな)の雑貨屋でイカの燻製を一袋購入し、その辺に落ちていた棒きれに、(またしても)その辺に落ちていた細いビニール紐の先にイカをくくりつけて水面に垂らしたわけです。
が、5分で飽きたので、わりとヨソ見したり、燻製をつまんだりしながら完全に"飽きた"様子を発散させていたのです。
するとそれを後ろで(どんよりと)眺めていた彼女が突然、池にバシャバシャと直進しだし、水中へ腕をグワッシャと差し入れました。
高々と差し上げられた手には見事なマッカチンがワシワシと蠢いておりました。
「これでいいっしょ?」
彼女がそう言いながら投げつけてきたマッカチンをパーフェクト顔面キャッチした僕は、その日が彼女の誕生日だったとハタときづいたのでありました。
その後、「アウトドアプレゼントだ」と言い訳したのですが、全く聞き入れて貰えなかったのは当然のことといえます。
そんなことを思い出す、夏ですね。