6 years later

とうとう、というか、やっとというか。
今の職場を離れるまであと1ヶ月を切りました。
6年間というと恐ろしく長いように(小1だった子供が小学校6年生に)思えるんですが、「お正月の桃鉄を6回やっただけ」と考えるとそんなに多くもないような気もしてくるから不思議です。

これ以降は独白というかアレなうえに長いので読み飛ばして頂くのも手です。

感傷に浸る暇も無く焦ってばかりいてもしょうがないので、わりとのらくらとした気持ちでいるわけですが、職場では周りの人は会社の中の時間を過ごしていて、その中で僕は新しい時間と場所を求めるべく全く違うベクトルで動いているわけで。
だからってわけでもないですが、今まで見えなかったものも見えて、それはそれで楽しいんです。
今日、改めて思ったのは、僕のくだらない話を訊いてくれて、くだらなくない話なんか殆どしてないのに、宇宙に浮かんで塵くらい微小なそれを汲んで接してくれた人がたくさん周りにいたことが素晴らしいなあって事であります。
僕は基本的にちゃらんぽらんですし、真面目な話をしようとすると構えたりしちゃうんで苦手なんですが、相手がそう望んでいると思った時はちょっと真面目になります。
まあ、「がんばらなければな」とか襟元正して、うすらぼんやり眉間に皺を寄せてウムウムなんて頷く(フリをして実は隠し持った甘いものを摂取)くらいなんですけども。
そういうとこをわかってくれてたりするのは気恥ずかしいですが嬉しいです。

わざわざ九州から出てきてくれて、時間を割いて膝を突き合わせて話をしてくれた大先輩。
理想的な仕事の仕方と、カレーツアーを6年間してくれた、RCサクセション好きな先輩。
沢山の知識を提供してくれたうえに料理まで美味い、尊敬する先輩。
「餞別だ!」って暴風の中、揺れまくる釣り船でキンメを釣って送ってくれた友人。
普段とは違う真剣な表情で話をしてくれた、子犬の目をした(うえにすぐ腹を下す)ギタリスト。
3年も連絡しなかったのに、3年前と変わらない長い長いメールで笑い話を書いてくれた、ダウンタウン大好きっ子な後輩。
他にもあげたらキリがないけれど、みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。
彼らのおかげで後ろ髪引かれるというよりも、背中を押して貰ったという感が大きいです。
ありがとう。
6年前の僕は、気持ちがココに辿り着く事を知っていたのかも知れません。

最後に一番辛いときに僕の指針になってくれた寛大なる奥さんに、尽きることのないありがとうを言いたいと思います。

ではっ