ノーベンバー・ノーフューチャー・ノートをビリビリに破く妖怪

最近、雨がよく振りますね。
今日も出勤途中、私(わたくしorあていくし)こと天パメタラーの頭をポツリと水滴が落ちる感じがしましたので曇天を見上げつつ「これはきっと(給食のプリンがあまりにも茶碗蒸しのようなので)悲しみにくれたアンタレスがアルテミスとともに云々」とポエミスツ気取りで頭に手をやりましたらば、どうやらそれは鳥の糞。
ヌットリしたウエッテーなワックスとしておしゃれヘアーを決め込んでも良かったんですが、世間一般でいうところの鳥シッターと化した僕は、狩猟民族の誇りと雄叫び、その場ですべてを脱ぎ去りフリーダム宣言をブチかまし(ついでに長州との対戦という仰天プランもブチ上げ)、まったく関係のなさそうな(駅前留学NO)バトを丸焼きにしてやりました(その後、ナチュラルワックス(鳥の)でヘアースタイリングも忘れません)。

とかいうことをしつつ、仕事の帰りに本当に雨がポツッてきやがりましたので帰路を急いでいたらですね、ええ、こっからが恐ろしい出来事の始まりだったわけです。
公衆電話。
ありますね、最近は携帯電話の普及であんまし使われなくなったアレ。
10円入れたり100円入れたり謎のイラン人から購入できるカードを使うと無限に通話が出来るアレ。
そこに、明らかにマチュピチュ遺跡あたり出身のおっかさんが受話器を握り締めて号泣してるんです。
もうギャーとかいう感じで、おそらく同じマチュピストであろう受話器の向こうの相手に向かって泣き叫んで何かを訴えてるわけです。
僕はそのおっかさんの言わんとしていることを想像してですね、もうなんかちょっと切なくなりました。
きっと、「出稼ぎに来た日本で賃金が安すぎてもうダメだ」とか「旦那が別れ話を」とかいうナーバスな会話をしてるんだろうな、と。
平和を謳う日本の殺伐とした裏面を覗いてしまった気がして、思わず「ごめんよこんな日本で。天パでスイマセン。サヨナラにっぽん」とか心でおっかさんに謝りつつ逃げるようにコンビニの店内へ。
買い物を済ませ、まだおっかさんがいたらヤだなあとか外に出たら案の定まだ口論してるわけで。
ウワーと思いつつも袋を提げて足早に横を通り過ぎたらばですね、チラっと会話が聞こえてくるんです。
「なんでビデオ録画わすれんの!スマップのアレ!(流暢)」
まるで初期のキン肉マンの如くゲエー!とのけぞりましたよね、うん。
号泣すんじゃないよ、スマップ如きで。外人のひとのくせに。
罰として稲垣(Gロー)は板垣と改名して変な筋肉描写の漫画を描け。

まあやっぱり日本は平和で良かったですよ。
ではっ!