親愛なるミアータへ 2枚目

これがエイトボールと名乗る奇妙な若者との奇妙な出会いだ。
この後、なんやかやと色々あったんだが、それは省いて要点を書くことにしよう(きっとお前もそろそろ退屈してきたことだろうから)。
別れ際にエイトボールは私にこう言った。
「OL島を知っているか?」と。

そう、つまるところ、お前とマリアが住んでいる島のことだ。

私は驚いた。
あの島を知っているのはあそこの住人か、もしくはここいらでは私だけだ。

エイトボールの連絡先も何も知らないが、あの店に行けばまた会えるという確信が何故か私にはある。
だからお前に訊きたい、エイトボールという名前をどこかで訊いた事がないか?
もし知っているならどんなことでもいいから教えて欲しい。
私には奴がとんでもないことを知っている気がするのだ。それに、何かとてつもない不吉なことが起こりそうな予感がする。

私の話はここまでだ。エイトボールについて何かわかったらすぐに知らせて欲しい。
それではマリアによろしく伝えておくれ。

神の加護を。ブレイクショットより。