エヴォリューション

文太兄ィ主演の素晴らしき任侠ドタバタ。
共演の"生ける伝説"安藤昇も素晴らしいです。

復員兵あがりの文太が愚連隊から組織組員になり、組織に馴染めず野垂れ死にしていく様を描いた痛快な作風。
深作欣二の哀愁を帯びたバイオレンス路線が胸をえぐります。

このあたりと仁義なき戦いシリーズはもう素晴らしすぎますのでその辺が好きな方は要チェックですね。

で、前回の日記参照の2本目がパニックルーム。


ジョディ(カフェラッテ)「やべー引っ越したその日に泥棒に入られちゃったよ」

娘役「あ、パニックルーム(避難部屋)あるし平気じゃん?」

そうだよねー

っていう映画。


うんうんいやあ好きですね、これ。
フォレスト・ウィテーカーが間抜けで良いです。
あとジョディの娘役の娘がカワイイです。



球漫画タッチのお兄ちゃんことツタヤでビデオをレンタルしたついでに300円で投売りされていた中古ビデオを購入してきました。
その中の1本、「エヴォリューション」を夜中にグダリと鑑賞。

突然やってきた隕石(隕石はいつでも突然やってくる)に付着していた生命体が非常に進化が早くて、たった2日とかですんごいクリーチャーに成長しちゃってどうしよう。
発見者のモルダーっぽいモルダーことデビッド・ドゥカプニー扮する大学の科学者とその友人が「もう面倒くさいからナパームで砂漠ごと焼き払っちゃおうぜ!」とかキルゴア先生チックに叫ぶ軍隊と対立しつつ色々ドタバタするアイバン・ライトマン監督のSFコメディ。

なんだか酷評ばかりが目立つこの映画ですが、割と好きです。
同監督の名作、「(ヒリドンコー!)ゴーストバスターズ」と比べたらそりゃあ酷ってもんです。
ラストの盛り上がりに決定的に欠ける、とかそういう要素もありますが、全編通してグダグダなんですから良いんです。
ギャグもいかにもアメリカらしい大味なものですし、楽しめない人はとことん楽しめないのも頷けますが。
かくいう自分は、「全く犬に見えないエイリアンを犬だと思い込む主婦達」とか「クリーチャーが眼前に迫ってるのに"ちょっとそこまでお菓子買いにいってくるぜ"といった表情の主人公達」という小ネタに笑わせて頂きました。
とりあえずオススメはしませんが、トレマーズとか好きな人ならなんとかなりそうだ、とか無責任なコメントで締めてみます。