ブレットに乗る-前編-

ということでガチャポンで北斗の拳シリーズが出ていたので3個ほど衝動買いしました。ダメ人間だなぁ

出たのはユダ、シュウ、そしてジャギ様。

ユダはなんかオナペッツの人みたいな顔でした。
しかしジャギ様はカッコイイ。こんなに小さくなっても邪悪感はバリバリだーゼ!

ちゃんとショットガンを構えるご本尊。なんとあの名シーン、ガングニャりギミックがあるぞ!(柔らかい素材だから)

で、ハァ楽しかったなぁ、とか6畳の部屋で寂しく呟いていたんですが、ジャギを(様つけるの面倒くさくなった)いじくってたら


マスク取れギミックまでありました。すげー!
顔似て無いけどスゲー!

他のヤツはギミックなさそうなんでジャギだけはお買い得っぽい。

オマケ

パトラッシュ!ちゃんとかぶれてないよ!(ランランラーランランラー♪)

で、本編。

初っ端からキングワールド爆発です。
面白い面白くない云々はキング映画には不必要な言葉だということはキングファンならご存知のことと思います。
例えば、「ショーシャンクの空に」であったり「スタンドバイミー」の「面白い」または「泣けた」というのはキング映画の本来の姿では無いのです。

「うわーこんなシーンだけわざわざ金かけるなよ」
「このクリーチャー絶対、キングがデザインしたよな」
「ピエロ…嫌いなんだなぁ」
というようなトンチキな場面こそがキング映画の本性であって、キング本人のホラーテイストの旨みといえるわけです。
作品を挙げるとすれば
「IT」、「ニードフルシングス」、「ナイトフライヤー」、「マングラー」等がそれに該当しますね。

で、このライディングザブレット(以下、遊園地)はそのキングのB級臭さ満載のステキトラウマ(キング自身の)映画でした。
わざわざ変なところでクリーチャーを出したり、キングでしかわからないような怖さ(壁の隙間に小人が詰まっているような気がする的な)をこれでもかとクローズアップ。
物語としては、1970年代、幼い頃に父親を失った青年が、倒れた母親のために、恋人から贈られたビートルズのライブチケットを泣く泣く捨てて生まれ故郷にある病院へヒッチハイクし、その旅路で母親との遊園地の思い出、また父親の死の真相などを考える、というのがメインテーマのはずなんですが、そんなことはお構い無しに、カメオ出演の(たぶん)キングが変な「LOVE&PEACE」と描かれたライトバンで事故ってクルクル回る場面が何回も流れたり、スクリームの保安官役でも有名なデービット・アークエットが死神ぽい役回りでトチ狂った演技を見せたり、それはもう楽しくて仕方がありません。
ヒッチハイクで乗せてもらった車の運転手が軒並み、皆どうかしてるのである意味、キング版「ナイトオンザプラネット」といってもいいかもしれません。

こうして最後までノンストップでバカ騒ぎ。笑いが止まりませんでした。

キング好きな人にはオススメですが、前述のように「泣ける」とかそういうのに期待してる人にはオススメしません。
キングが好きで、スタンドバイミーでも「チェリーパイのシーン」や「ティディが駐車場の管理人にさんざんバカにされるところ」なんかでゲラゲラ笑える人にオススメです。


在りし日の精悍なコリーフェルドマン(勝手に殺すな)

ということで、「ライディングザブレット」鑑賞してきました。
まだキング祭開催中とあって、かなりの混み具合だと覚悟してきたのですが


新宿オスカー内の廊下で行われているキング祭の風景。

人少ねぇー。
キング祭と書かれたのぼりが寂しく。
「この寂れ具合こそキングだよなぁ」と散策して回ります。
劇場外のロビーの壁に「キングへのメッセージボード」が2つ。
わりと皆さん色々書いていますが、キングが日本語を習得しているとは思えませんので、この中からいくつかを社員の人が選んで英語に直して届けるのでしょうか?


そして先に進むと、ベンチに座るオッサンが。
キングマニアだなーとか思いつつ前を通り過ぎようとすると

キングでした。本当に来ていやがったのか。やるなー。
ということで、キングを交え早速記念撮影としゃれ込みます。
「いやーそろそろパックマン名義でまたなんか描いてくださいよ」と和やかに談笑しつつもキングはシカト。
「こんにゃろう!キチガ○ファンはミザリーでコリゴリってか!?」と持っていたチェーンソーを振り上げると、目の前には「お手を触れないで下さい」の看板が。


そう、やっぱり人形でした。まあ変な銅像が置いてあるよりかはマシか。



それにしても似てる。もうちょっと太れば。

「ここらへんもキングっぽいよなー」と言ったり、ポップコーンをそこら中に落としたりしてると上映が迫ってきたので中へ。

(後編へ続く)