こんちは、今日からお世話になる鍵の神ッス

さて久しぶりに我がライフワークとも言うべき"メガネ"の考察を行いたいと思う。
しかし何故ゆえに再度考察を扱うのかといえば、それはとある書物を読んでいて思うことがあったからである。
それによれば、かの大伴家持は辞世の句にこんなものを残している。

旅行けば メガネ鳴る鳴る ケントデリカット(字余り)

つまるところ、ケント・デリカットはいつでもどこでもメガネを動かしている節があり、それは旅先でも同じ事であり、訪れた地の珍しい風景を何種類にも楽しむことができる、という説明が40ページにわたって挿絵付きで掲載されていた。最後には「魚河岸に並ぶマグロをみて驚くケントの塗り絵」もついていた。そこは破り捨てた。

話を元に戻そう。メガネは単に視力回復アイテムだけのものではないというのは前回も述べたが、事実、オシャレアイテムとして、またお刺身用の小皿が無いときの代用品(なんと二人分だ)としても活躍する万能アイテムなのである。

筆者が知っている限りでは、メガネ(もうこの時点で"眼鏡"という当て字は廃止すべきだと便所で思っている次第である)をかけている人間の個性もさまざまである。

一つ例をあげると、今日、(フンドシ一丁で)街をブラついているとこんな人物をみかけた。


メガネのツルが異様に太くなっているのがおわかりいただけるであろうか?これは今流行りの写メール(写真よりも絵っぽく撮れるメール)で写したものであるから多少画像が粗いのはご勘弁いただきたい。
さて、この太いツル(以下、太)だが、今現在においてこのような形態のメガネもっとも原始的だといわれている。
まだ食事もままならなかった時代(なんかええじゃないか騒動とかそのあたり)に開発されたこのメガネは、飢餓にあえぐ民と視力の悪い民を同時に狂喜乱舞させたという。
この太いツルはずばり「太巻き寿司」なのである。
いつ何時も、お腹が減ったらこのツルを取り外しお腹を満足させることができる。
このメガネを元に「いつでもどこでも」でお馴染みの「ス○ッカーズ」が開発されたのは有名な話である。

今回は歴史的、トラッディーなメガネについてご紹介した。
次回は、「すぐできる!作文の書き方」です。お楽しみに。





真っ暗な室内、軽快なダンス調の音楽がフェードインしてくる。

部屋が徐々に明るくなり、縞々の囚人服を着た二人の男がしゃがんで何かボソボソと話あっているのが見えてくる。
音楽が前奏からボーカルパートへと移る。少しして、しゃがんでいた男が驚いたように立ち上がり、手にもった掃除用モップで曲のリズムとは微妙にずれながら床をこすり、あわせてぎこちなく身体をゆすり始める。
もう一人の男は身体をゆすっている男を「?」顔で暫く見上げていたがすぐに何かに気づいたように慌てて立ち上がるが、バランスを崩し足元のバケツをひっくり返してしまう。倒れた男の方はどうやら裸体にペンキで縞々模様を書いているだけらしい。
妙に真剣な顔で身体をゆすっている男が、床に倒れジタバタしている男の腕をとって立ち上がらせ、無理やりにリズムを取らせる。
倒れていた男もモップを持っているが、柄が極端に短いため、殆ど中腰に近い。

「ヒリドンコー?」
裸ではないほうが叫ぶ

ゴーストバスターズ!」
裸が叫ぶ


軽快なダンス調の音楽がフェードアウトし、ライトが消え部屋が元の闇に戻る。

ウィーアザチャーンピオーン、マイフレーエン♪

あまり音質の良くない音楽がフェードイン。ところどころブツッブツッという音が入る。

ウィーキポファァーイティ・・・ブツッ「マイケルー、洗濯モン出しとかなアカンで?」「ちょっとお母さん録音してんだから入ってこないでよ!」トゥディエーーーン♪

真っ暗な部屋に2つのスポットライト。
その中には先ほどの二人が、何事かというように慌てふためいた表情で突っ立っている。
遠くから「ファイティングして!ファイティング!チャンピオンっぽく!」という声が聞こえる。プロデューサーだろうか?
その声に促され、服を着ている方がぎこちなくシャドーを始める。裸ペンキ縞々のほうはそれを見ながら両腕を高々と突き上げている。
曲がエンディングに近づく。
オブザワーーールッ♪
万歳をしている裸の太ももに、どこからか撃ち込まれたBB弾が当たる。
少し顔をしかめるが、万歳の体勢は崩さない。
オブザワーーールッ♪
裸にBB弾が当たる。
テープがおかしいのか、エンディングを延々リピートしている。

BB弾の当たる乾いた音だけを残して暗転。
2秒後舞台が変わり、青空の下、強風にはためきながら掲揚されるガンジーの写真がアップになる。
ジョンレノンのイマジンがフェードインしてきそうなところで物凄い速さで幕が降り終劇。